小川晋一 ミニマルデザイン建築家 広島 設計事務所
建築・デザイン

ミニマルデザインの建築家 10選

『minimalism』の建築で有名な建築家10選です。

ミース・ファン・デル・ローエ(Ludwig Mies van der Rohe)

出身

Germany

略歴

 ミース・ファン・デル・ローエは、20世紀のモダニズム建築を代表する、ドイツ出身の建築家です。ミニマルデザインの概念の歴史をたどると、最も重要な建築家のひとりと言えます。

 ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライトと共に、近代建築の三大巨匠、あるいは、ヴァルター・グロピウスを加えて、四大巨匠と言われており、建築界に大きな影響を与えた人物です。

 ミースの残した「Less is moer」 (より少ないことは、より豊かなことである),「God is in the detail」(神は細部に宿る)という言葉は、あまりにも有名です。

 ミースの建築は、主に鉄骨とガラスで構成されているものが多く、シンプルで工業的な、モダニズム建築の先駆的な存在を担っていました。

 また、ユニヴァーサル・スペースという、柱と梁によるラーメン構造の均質な構造体によって作り出される内部に、あらゆる機能が許容するという概念を提示したことでも知られています。

ルイス・I・カーン(Louis Isadore Kahn)

出身

America

略歴

20世紀を代表するエストニア系アメリカ人建築家で、都市計画や、大学講師として教鞭もとっていました。 手がけていた建築は公共建築が多く、ブルータリズム(野獣主義)の代表者の1人としても有名です。

カーンは、建築素材の扱い方において慎重で、素材はその本性に沿ってのみ扱われるべきだと信じており、また、その構造と意匠が高度に融合する建築から、最後の巨匠と呼ばれています。

彼の作品の一つであるキンベル美術館のように、単一のユニットの繰り返しを行いによりシンプルな計画でありながら、アルミ製パンチングメタルの反射板の天井から間接的に内部に光が入るように素材が念密に考えられた設計が評価されています。

 

 

ルイス・バラガン(Luis Ramiro Barragan )

出身

Mexico

略歴

水面や光を大胆に取り入れた、明るい色の壁面が特徴的な住宅や庭園を多く設計したことで知られています。白を基調とする簡素で幾何学的なモダニズム建築が特徴的ですが、メキシコの民家によく用いられるピンク・黄色・紫・赤などのカラフルな色彩を壁や柱に使ったりと、地方主義の一面も見られます。

また、タワーや住宅開発を手がける開発業者としても成功しており、都市規模の活動も有名です。

彼の自宅・アトリエであったバラガン邸は、2004年ユネスコの世界遺産に登録されています。

アルベルト・カンポ・バエザ

出身

Spain

略歴

アルベルト・C・バエザは、スペインの建築家で、コンクリートや鉄骨、ガラスを用いているものが多く、力強くありながら繊細な印象をうけるものが多いです。

彼の書によると、「概念・光・重力」を建築の「本質」の3つの主要な構成要素であると考えており、ミース・ファン・デル・ローエの存在の影響が大きいと述べていることから、自身の建築をミースの言葉を借りて「ライト イズ モア」と表現し、最も基本的な要素は「光」だとしています。

また、「人間の視覚」が建築を捉える上で重要なものであるといい、スケールをうまく捉えた作品が多いです。

建築をラディカルに考えることで、それがシンプルな建築に繋がっています。

ジョン・ポーソン(John Pawson)

出身

England

略歴

 ミニマル建築の建築家として世界のトップに立つジョンポーソンは、ヨークシャー州ハリファックスで、5人兄弟の一番末っ子として生まれ育ちました。家業の織物工場で働いていたジョン・ポーソンは、20代半ばに来日し、4年間英語教師をしながら日本各地を旅するなどして過ごしていました。

 その後滞在の最終年度に、インテリアデザイナー・倉俣史朗氏のスタジオに訪れたのを機に東京に移住しています。意外にも日本と深くかかわりがあるんですね。

 イングランドに戻った彼は1981年にロンドンの建築協会の建築学校に入学しています。

 ジョンポーソンの建築・空間は、シンプル・ミニマルで有名ですが、やっぱり他の建築家より圧倒的に優れているのは、物質や光の使い方ではないでしょうか。光と物質本来の素材を大切にする手法はミニマルなデザインをいっそう引き立たせています。

 民間住宅の設計は彼の仕事の中核として残っていますが、その他のプロジェクトとして王立植物園の湖を横断するSackler Cross、カルヴァン・クラインのフラッグシップ・ストアであるKewなどの店舗また、ギャラリー・橋・修道院、その他ヨットなどのプロダクトまで幅広いスケールと種類のデザインを手がけています。

 最近では、リノベーションやコンバージョンの活動も行われています。

小川晋一

出身

Japan

略歴

日本のミニマル建築のの話には必ずと言っていいほど出てくるのが小川晋一さんです。白を基調としたRCとガラスが特徴的な建築を多く創出しています。

彼は、1978年に日本大学芸術学部卒業後、ワシントン州立大学建築学科交換留学、文化庁派遣芸術家在外研修員などを経て、1984年にポール・ルドルフ事務所、1985年にアルキテクトニカで勤務したのち、1986年に小川晋一都市建築設計事務所を設立しています。

作品は日本国内の住宅が多く、洗練されたディティールによって作り出される美しい空間は、住宅にもかかわらず、一軒で総工費1億円超えにもなると言われているほどこだわり抜かれています。

また、国外ではパビリオンなどのプロジェクトのも手掛けており、海外でも有名な日本の建築家の一人です。

現在は自身の設計事務所の活動だけでなく、近畿大学で教鞭も取られています。

谷口吉生

出身

Japan

略歴

谷口吉生さんは、建築家谷口吉郎の長男として東京で生まれました。1960年に慶応義塾大学工学部機械工学科を卒業し、その後1964年にハーバード大学GSD(大学院大学デザイン・コース)建築学修士を修了しています。

そして1964年から1972年まで丹下健三・都市・建築設計研究所に所属しています。

谷口吉生さんの父親も有名な建築家、谷口吉郎さんであり、金沢の図書館で最初の最後の親子で共同設計を行っています。

谷口吉生さんは、美術館や記念館の建築がを手がけていることが多く、内部の計画が優れていることで有名です。大学の建築計画系の授業では、お手本として紹介されることが多いのではないでしょうか。

谷口さんの作品は公共建築が多いため、見に行ける建築が多いのも魅力的です。

安藤忠雄

出身

Japan

略歴

安藤忠雄さんは、大阪府大阪市港区生まれ、同市の旭区で育ちました。双子の兄で、さらに弟がいる三人兄弟です。双子の弟は東京で北山創造研究所(都市コンサルタント業/商品デザイン業)を主宰している北山孝雄さんで、下の弟は建築家の北山孝二郎さんです。

幼少の頃、一人娘だった母親の実家を継ぐために、生前からの約束にしたがって大阪市旭区の祖父母安藤彦一・キクエさんの養子となりました。大阪の下町にある間口2間、奥行き8間の長屋で育ったっと言われています。

安藤さんがもともとプロボクサーだった話はあまりにも有名で、その後世界中の有名建築を見て回り、帰国後建築を仕事としています。

今では数多く見られる打ちっ放しのコンクリートの仕上げですが、鉄筋コンクリートはもともと下地として認識されていました。

安藤さんは、住吉の長屋などコンクリートをそのまま見せる表現手法を多用し、注目を集め、今のRC造を仕上げとして用いる形式を広めたと言われています。

作品は、初期の頃は住宅規模のものが多いですが、中盤からは公共建築が多く見受けられます。

SANAA

出身

Japan

略歴

SANAA(Sejima and Nishizawa and Associates)は、妹島和世と西沢立衛による日本を代表する建築家ユニットです。プリツカー賞・日本建築学会賞2度・金獅子賞など他多数受賞している、デザインに関わる人なら知らない人はいないとうほど有名な二人組です。

1981年に日本女子大学大学院を修了後、伊東豊雄建築設計事務所に入所した妹島 和世さんは、1987年に妹島和世建築設計事務所を設立しました。

そして、西沢立衛さんは1990年に横浜国立大学大学院を修了した後、妹島和世建築設計事務所に入所します。その後二人は1995年にSANAA設立します。

金沢21世紀美術館、熊野古道なかへち美術館、飯田市小笠原資料館、ルーヴルランス 、ディオール表参道、ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アートなど、数多くの美術館建築を手がけており、シンプルで透明感のある建築が多く、また曲面的なガラスや、繊細な柱と薄いスラブや屋根も特徴の一つです。

家具などのプロダクトデザイン、空間デザインなども手がけています。

二人とも各自で設計事務所を持っており、SANAAで活動するときと使い分けて活動しているようです。

坂本昭

出身

Japan

略歴

坂本昭さんは大阪で設計工房CASA主宰しています。現在は、近畿大学建築学部特任教授として教鞭をとっています。

坂本さんの建築は、外観内観ともに白を基調としたものが多く、無駄を極限まで省いたディティールが特徴的でミニマルなデザインを実現しています。

新関謙一郎

出身

Japan

略歴

新関謙一郎さんは、明治大学大学院を出て、建築事務所を設立しています。

コンクリート、ガラス、木など様々な素材を組み合わせた空間が特徴的です。

主に住宅建築が多いですが、近年では、「元代々木プロジェクト」など住宅以外の建築も手がけてます。

新関謙一郎さんの建築は、綺麗すぎるほどディティールが究極まで突き詰められているのも特徴の一つです。

新関さんは、作品数はそれほど多くはありませんが、注目されている建築家です。