nishinoyamahouse 妹島和世 京都建築めぐり

新型コロナウイルスにより大きな打撃を受けた業界は多いですが、住宅業界も例外ではない。

収入が減るだけではなく、中には倒産や事業撤退をした会社もある

しかし、コロナの影響を受けにくかった会社も。その違いとは?

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ほとんどの住宅建築会社がコロナの影響を受けた

今回のコロナの影響で多くの住宅会社がコロナの影響を受けた。

受注数が減るだけではなく、中には倒産や事業撤退をした会社もある。

また、不動産会社も大きなダメージがあり、来客集が一気に減り月に数千万円の売り上げがあった会社も、4月は売上が0だったという話も聞く。

どうしてこんなにもコロナの影響を受けたのであろうか。

緊急事態宣言と収入の減少

ある建築会社によると、コロナの影響を受けた理由は大きく2つあると言う。

1つ目は、緊急事態宣言により外出を控える人が多く、住宅会社が開催する集客イベントに人が集まらなかったこと。

主に住宅会社は家づくりに関するセミナー等で集客をすることで、顧客を捕まえるのかが一般的である。

大手ハウスメーカーなどは、総合展示場に建ててある自社のモデルハウスに来場するお客さんが営業の大きな柱となっているが、こちらも3密を避けるために人が集まらなかったようだ。

また、集まったとしてもハウスメーカーが一度にお客さんをモデルハウスに入れることが出来ないので、入場規制をかけ少数対応としたことも集客減少の理由かもしれない。

このような理由により、工務店やハウスメーカー、建築事務所は完成見学会等も開催することが出来ず、集客が出来なかった。

 

2つ目は、コロナにより収入が減少した人が多く、家づくりをしようと考える人が減ったこと。

収入が減っているのに、出費の大きい家を購入する意欲が沸かないのは当然で、将来が分からないのに家を買うという選択をするのはとても考えづらい。

そのため、もともとの潜在ニーズが減ってしまったようだ。

建築は、出会ったお客さんがすぐに契約に進むわけではないので、この集客減は1~3か月後の契約者数に影響が出る。

このタイムラグをどう乗り越えるかで生き残る会社とつぶれる会社の分かれ目となる。

生き残る会社とつぶれる会社

生き残る会社とつぶれる会社の違いも2つあると言う。

 

まず1つ目は、高所得者層をターゲットにしている会社は影響を受けにくい。

医者や大学教員、公務員といった人たちをターゲットにしている本体価格2500万円以上の家づくりをしている会社は少なくともつぶれるのはま逃れそうである。

理由は、顧客がコロナの影響を受けにくい職業であることや、貯蓄があること、家づくりの計画をしっかりと立てており購入するしっかりとした目的を持っていることなどがある。

家を購入する目的があると、コロナだからやめるとう状況にはなりにくい。

また、高単価な家づくりをする会社はそもそも大量に建築することで成り立たせるようなビジネスモデルではなく、一品生産のような形態であるため月の受注数は1棟~2棟であることが多い。

そのため仮に受注が0棟の月があっても、持ちこたえやすい。

逆に、ローコスト住宅を売りにしている会社は大量に建築することで、建築コストを下げて売りまくるビジネスモデルであるためもし0棟の月があるとかなりのダメージが出ることが予想される。

 

2つ目は、緊急事態宣言時にオンラインセミナーやオンライン相談会を開催していたかどうかである。

たとえ直接お客さんと会うことができなかったとしても、オンラインでお客さんと接点を持つことは可能である。

実際に、オンラインセミナーはかなりの需要があり、家にいることを強いられた人たちが見てくれるのだ

また、オンライン相談会も成功体験よく聞く。

zoomやハングアウト、チームスを使った面談で気軽に相談できるのが良いそう。

むしろ足を運ぶ手間がはぶけるので相談数がいつもより増えたという会社さえ。

この対策で受注までつなげている会社も存在するため、あなどれない。

 

緊急事態宣言が解除された後、住宅業界には本当の困難が訪れる。

まだまだ気が抜けそうになさそうだ。