将来2級建築士や1級建築士の試験を受験しようと考えている学生さんには「建築計画」の建築作品分野の早めの勉強開始をおすすめします。

その理由をお伝えしようと思いますが、その前にまずは建築士試験の出題範囲についてさらっと紹介します。

建築士試験の出題範囲

建築士試験は1級建築士と2級建築士でカバーしなければならない知識や技能が異なり、もちろん1級建築士の試験の方が出題範囲と問われる知識の深さが大きいです。

どちらの試験も学科試験と製図試験で構成されています。

今回は学科試験についてお話します。

2級建築士試験は「建築計画」「建築構造」「建築法規」「建築施工」の4分野から構成されており、1級建築士試験は「建築計画」が「建築計画」と「建築環境設備」に別れることにより「建築計画」「建築環境設備」「建築構造」「建築法規」「建築施工」の5分野から構成されます。

 

作品分野とは

作品分野とは建築計画の中分野の一つです。

「建築計画」「建築環境設備」「建築構造」「建築法規」「建築施工」と大まかに別れていますが、その中でも様ざまな種類の問題が出されます。

建築計画の分野では、設計する際の適切な寸法の正誤を回答する問題が多く出題されます。

そのため、多くの建築士受験生は出題頻度の高い部分に勉強時間の多くを当てます。

しかし、建築作品と設計者や建築特徴の関係性の正誤を回答する建築作品問題が毎年数問出題されます。

この分野の難しいところは、膨大な作品についての知識を入れるのに時間がかかることです。

もしピンとこない人は、日本あるいは世界の有名建築をいくつか思い浮かべてみてください。

たぶん名前は忘れたけど、なんとなく覚えているものなどを含めるとすごい数出てくると思います。笑

しかし、じゃあ、そこの数問は捨てるべきなのかというと、そうでもありません。

特に重要な建築はなんども出題されているものもあるため、対策を取ることは可能です。

とはいっても、多くの受験生が捨て問にしているのも事実です。

その理由は、建築計画のなかでも作品分野は覚えることは多いのに出題される問題は少ないためコスパが悪く、勉強時間が取れないことによるものなのです。

建築士試験の合格勉強時間目安

2級建築士は300時間程度、1級建築士は1000時間程度必要だと言われています。

早めに勉強をはじめればそれほど苦労するような時間数ではないのですが、実際、1年前からそろそろ資格学校へ行こうかななどと考え出す人が大半なのです。

そのため、1級建築士にいたっては1年間の勉強をするためには仕事が終わってから毎日3時間程度勉強する必要があり、とても大変です。

作品は日々の旅行感覚で覚えるべき

建築学生さんで建築を見るために旅行をする人も多いのではないでしょうか。

作品分野のおすすめの勉強法は、学生のうちから作品を楽しみながら覚えておくことです。

本当は作品分野以外でも勉強を学生のうちから初めておくことはとても有効ですが、遊べるのも学生の時だけという現実もあり、学生時代の時間の多くを試験勉強に費やすことはお勧めできません。

それよりも、幅広い経験をするべきだと思うため、その中で作品の分野を頭に入れておき、旅行先に勉強しておくべき建築があればついでに立ち寄ってみるという意識を持っておくことが大切だと思います。

その積み重ねが、将来受験勉強をするときに必ず役に立ちます。

作品分野で点数が取れるととても有利になるので、ぜひ参考にしてみてください。

おすすめの作品集

どのような作品が出題されているかというと、超有名な作品です。

そのため、最新の建築というよりも知ってなければ恥ずかしいという作品を勉強しておくべきです。

以外に新しい建築ばかりに興味が行っており、実は有名建築はうろ覚えだったということがよくあります。

しっかり復習しておきましょう。