金沢は有名建築が多く、旅行の定番ですよね。

金沢建築旅行で押さえておきたい場所を紹介します。

効率よくまわるために、予習に使って頂くのもおすすめです。


金沢市

21世紀美術館

概要

設計:  SANAA
構造:  佐々木睦朗構造計画研究所
施工:  竹中工務店・間組など
用途:  美術館
構造形式:鉄骨造および鉄筋コンクリート造
所在地: 〒920-0962
     石川県金沢市広坂1丁目2-1
施工:  2004

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内容

この美術館は、妹島和世と西沢立衛による建築ユニットSANAAによって設計された、SANAAの建築の代表作といっても過言ではないくらい有名な美術館です。

地域に開くコンセプトで、特定の方向に正面性を持たせない円形で全面ガラス張りなファサードが特徴的です。

鈴木大拙館

概要

設計: 谷口吉生
用途: 文化施設
所在地:〒920-0964
    石川県金沢市本多町3丁目4番20号
施工: 2011

内容

 鈴木大拙は、金沢市出身の仏教学者であり、同郷である西田幾多郎、藤岡作太郎などとも交流がったり、柳宗悦や松方三郎などの教え子であることでも知られている人物です。

 その鈴木大拙への理解を深め、思索の場とすることを目的に、谷口吉生によって設計されました。

 本多の森公園を借景とし、大拙の精神とされる「静か」「自由」を具現化しているミニマルな空間が、「玄関棟」「展示棟」「思索空間棟」の三つの棟と、これらを結ぶ回廊、回廊に隣接する「水鏡の庭」「玄関の庭」から構成されています。

 展示空間で実際の書や写真などから鈴木大拙を「知る」、そして学習空間で鈴木大拙の心や思想を「学ぶ」、さらに思索空間で自ら「考える」という3つの行動を、建物の計画と一体となって展開していく構成になっているのも興味深いです。

兼六園

概要

用途:  日本庭園
分類:  池泉回遊式日本庭園
所在地: 〒920-0936
石川県金沢市兼六町1
開園:  一般公開は1874年(明治7年)5月7日

開園時間;年中開放(有料)
3月1日~10月15日は午前7時~午後6時まで、
10月16日~2月末日は午前8時~午後5時まで(早朝入園あり)

内容

 兼六園は、岡山市の後楽園(こうらくえん)と水戸市の偕楽園(かいらくえん)と並んで日本三名園の一つに数えられており、『ミシュラン観光ガイド』には最高評価の3つ星に選ばれた観光地としても有名です。

 兼六園は江戸時代の代表的な大名庭園として、加賀歴代藩主により作られ、春夏秋冬、四季折々でそれぞれ違った美しさを楽しめるます。

 県内でも随一の桜・梅・紅葉の名所でもあり、冬の雪吊も大変見応えがあります。

いつ行っても楽しめる点も、兼六園のいいところです。

兼六園は建築ではないですが、鈴木大拙館・金沢21世紀美術館とも近いため、金沢建築旅行へ訪れる際は、ぜひ一緒に抑えておきたいところです。

金沢駅

概要

設計:  白江龍三
施工:  清水建設
用途:  駅舎
構造形式:木造および鉄骨造
所在地: 石川県金沢市木ノ新保町1-1
施工:  2004

内容

金沢駅は、北陸新幹線の開業に伴いリニューアルされました。

「駅を降りた人に傘を差し出す、もてなしの心」が表現されているといわれている、鉄骨とガラスの屋根でできた「もてなしドーム」と、「加賀宝生の鼓」をイメージして作られた「鼓門(つづみもん)」と呼ばれる木造建築の融合が特徴的な建築です。

金沢の門として、美しい建築なので、駅を利用しない人もぜひ寄り道して行きたい場所です。

金沢海みらい図書館

概要

設計:  シーラカンスK&H(堀場弘・工藤和美)
施工:  戸田建設・兼六建設・高田建設特定共同企業体(JV)
用途:  図書館・集会所
構造形式:鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造、パンチングウォール(外壁)
所在地: 〒920-0341
石川県金沢市寺中町イ1-1
施工:  2011

内容

 この図書館は、建物は地下1階・地上3階建の鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造で、外壁は約6,000個の円窓を埋め込んだ白色パンチングウォールで設計されています。平面は約45m×45mの正方形で、高さ約19mの直方体の箱のような形が特徴的です。

内部

金沢市立玉川図書館

概要

設計:  谷口・五井設計共同体(谷口吉郎+谷口吉生)
用途:  図書館
所在地: 〒920-0863
石川県金沢市玉川町2番20号
施工:  1978

内容

金沢市立玉川図書館は、谷口吉郎・吉生父子の最初で最後の共同作品であり、谷口吉郎が総合監修、その息子の谷口吉生が設計を担当しています。

旧石川県庁舎や国会議事堂などの設計を手掛けた矢橋賢吉が、大蔵省臨時建築部の依頼によって建設されたと言われている煙草工場を元に図書館が設計されました。

この矢橋賢吉の建物に、現代建築を融合させた手法が特徴とされています。

少し内部も暗い印象を受けましたが、ところどころ古い材が見える場所があり、谷口親子の共同作品としては興味深い建築です。

加賀市

加賀片山津温泉 街湯

概要

設計:  谷口吉生
施工:  熊谷組・ダイド建設特定建設工事共同企業体
用途:  温泉施設
構造形式:鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造(基壇)
施工:  2012

内容

 市民と観光客が交流できる温泉施設として計画されたのがこの加賀片山津温泉街湯です。幅42m,高さ9.8mの2枚の鉄骨造のガラス壁と,下部の鉄筋コンクリート構造の基壇によって構成されています。

同じく谷口吉生によって設計された、千葉県にある「葛西臨海公園展望施設」とよく似た印象を受けました。

沿岸と接していて、浴場から海を一望できるので、訪れる時はぜひ入浴することをお勧めします。
(温泉に行ったのに入浴せずに帰る人はいませんよね。すみません笑)

場所

〒922-0412
 石川県加賀市片山津温泉乙 加賀片山津温泉・街湯

九谷焼窯跡展示館

金沢・石川建築めぐり 九谷焼窯跡展示館

概要

設計:  内藤廣
施工:  日樽工業,加賀トム建設,下荒製材所,グリーンサービス加賀,中川設備紹介,矢敷
用途:  温泉施設
構造形式:鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造(基壇)
施工:  2012

内容

九谷焼の窯跡を保存する目的で、窯跡を覆うように建てられた建築です。

内部は窯跡のみですが、展示空間の上を階段の通路を歩くことができ、九谷焼の焼いていく過程をたどりながら見学していくことができます。

場所

〒922-0242

石川県加賀市山代温泉19−101−9

かほく市

石川県西田幾多郎記念哲学館

概要

設計:  安藤忠雄
施工:  竹中工務店・みづほ工業特定建設工事共同企業体
用途:  文化施設
構造形式:鉄筋コンクリート造
所在地: 〒929-1126
     石川県かほく市内日角井1番地
施工:  2002

内容

 石川県西田幾多郎記念哲学館は、安藤忠雄によって設計された石川県かほく市にある西田幾多郎に関する文化施設です。

 日本海に面した内灘砂丘にあり、丘陵地の斜面を利用した広く長い階段庭園と、丘陵上に立つ哲学館」と「研修棟」の2棟のガラス張りの建築が並走している外観が特徴です。

2002年には石川県の「第9回いしかわ景観大賞」を受賞しています。

内部は曲線が多用してあり、コンクリートの造形性を生かした空間が構成されていて面白いです。

地下階に降りていく構成になっており、円形のトップライトから光が入ってくる計画になっています。