家作りをする上で、壁の仕上げの材料は、空間の雰囲気に大きく影響します。

同じ間取りでも、素材が異なるだけで、高級感が出たり、柔らかい雰囲気になったりと違ってきます。

しかし、良い素材を使うと、その分価格も上がるのが世の常。

今回は材料の価格と特徴を比較します!

基本的に、壁の仕上げ材は、価格/m2(1m2あたりいくらか)で費用が設定されています。

この費用は、材料本体の価格に、施工にかかる価格が含まれています。

ビニルクロス

ビニルクロス 壁 家づくり

費用

1200円程度/m2

特徴

ビニルクロス 壁 家づくり

メリット

価格が安い

ビニルクロスの特徴は、まず壁の仕上げ材の中では比較的安価で一般的なため、費用を抑えることができる点です。

マンションなどの壁紙などは、ほとんどがこのビニルクロスにあたり、戸建住宅でもコストを抑えるために使われることが多いため、よく目にすると思います。

品質が安定している

ビニルクロスは、施工しやすいことでも有名で、誰でも綺麗にはることができることから、品質が安定していることも利点の一つです。

施工が難しいものほど、施工者(業者さん)の技術に左右されることが多いのですが、ビニルクロスの場合はその心配はほどんどありません。

カラーバリエーションが豊富

マンションなどでは、一般的に白色のビニルクロスがよく使われていますが、実際には様々なデザイン・カラーのビニルクロスが流通しています。

また、表面の素材も様々なものが用意されているため、単にビニルクロスと言っても、どのようなビニルクロスを用いるかで全く空間の雰囲気は異なります。

レンガ調やコンクリート打ちっ放し調のクロスなどもあり、実際のレンガやモルタルを用いて仕上げるより、圧倒的に安く仕上げることができます。

白は味気なくていやだけど、壁の仕上げにお金をかけたくないという方にはオススメです。

デメリット

ビニルクロスのデメリットは、安価であるためどうしても安っぽく見えてしまします。

レンガ調やコンクリート打ちっ放し調のデザインのクロスもありますが、本物と比べると見劣りするため、使い方によっては逆効果になる可能性もあります。

友人やお客さんを招きたいのに、安っぽいのは恥ずかしいという方は、LDKなどの空間だけ別のこだわりの素材を壁の仕上げに用い、その他の空間はビニルクロスで仕上げるなどの使い分けをすると良いでしょう。

珪藻土

珪藻土 家づくり 壁紙

費用

2500円程度/m2

特徴

珪藻土 家づくり 壁仕上げ

メリット

ナチュラルテイストの空間に合う

新築あるいはリノベーションをする際に、床材をナラ・オーク材などの自然素材を使い、ナチュラルテイスト空間にしたいという人も多いのではないでしょうか。

珪藻土は自然素材の壁の仕上げ材としてよく用いられます。

湿度調整機能がある

珪藻土は、自然素材のため、その空間に湿気が多いと吸湿する性質があります。

梅雨の季節や夏場など、室内に湿気がこもりジメジメして嫌な思いをした人も多いかと思いますが、珪藻土塗装をした場合、そういった悩みを解決してくれます。

また、冬場などは乾燥した空間に水分を放出する性質もあります。加湿器の利用も抑えることができるのではないでしょうか。

このように珪藻土には自然に湿度を調節する性質があるため、居心地の良い生活をすることができます。

時間が経つと味が出る

自然素材の珪藻土は、時間が経つにつれ趣のある年の取り方をするため、年月が経っても古くて汚いイメージにはなりにくいです。

特に、床材なども天然素材で統一していると、家全体が一緒の速さで変化していくので、家族と一緒に家が年をとっていくのを楽しむことができます。

デメリット

単価が高い

珪藻土の単価は2500円程度/m2であるため、ビニルクロスの1200円程度/m2二比べると、約2倍です。

特に大きな家になるにつれ、施工面積は広くなるため、費用がかさみます

資金計画的に余裕のある人は、すべて珪藻土仕上げにすることも可能ですが、他の場所にも費用を回したいという方は、家族みんながよく使うLDKの空間のみ珪藻土仕上げにして、それ以外の部屋はビニルクロス仕上げにするなどの工夫で、うまく使っていくことが良いでしょう。

品質にばらつきがある

珪藻土塗装の良いところの一つに、あえて塗りのパテ処理の跡をつけて陰影を作るデザインにすることができる点があります。

フラットに仕上げるよりも味があり、好まれる施工方法の一つですが、このような仕上げ方の出来は、パテ処理をする人の技術に大きく左右されます

写真だけで工務店などの会社を決めるのではなく、その会社のモデルハウスやオープンハウスなど、実際の家の中を見学できるイベントを利用して、施工技術を目で確かめてから、家作りをする会社を決めるのが良いでしょう。

ハウスメーカーでは出来ないところがある

品質の安定を売りにしているハウスメーカーでは、珪藻土などの天然素材を使うことができない可能性が高いです。

ハウスメーカーでは、クレームーになりやすい素材は施工に使わない傾向があり、特に天然素材は人によって施工に違いができやすく、時間が経つにつれどのように変化していくのかが正確に予測できないため、嫌厭されることが多いです。

天然素材を使いたい場合は、工務店を選ばれるのが良いでしょう。

 

レンガ

費用

5000円程度/m2

特徴

レンガ仕上げ 壁 家づくり

メリット

耐熱性がある

冬場は直射日光の当たる壁面をレンガ仕上げにしておくと、レンガの耐熱性により、太陽熱保持することで空間を暖かくすることができます。

また、反対に夏場は壁面に直射日光のあたらないように庇やどを設計しておくと冷たい温度を保持し、空間を涼しくすることができます。

このような自然のエネルギーをうまく活用する手法をパッシブデザインといいます。

洋風テイストにしやすい

レンガを用いると、空間を洋風テイストにしやすいです。好きな人は、こだわりたいものの一つでしょう。

アクセントに使える

洋風テイストが好きな人でなくても、単一の空間にしたくないと思っている人は、アクセントとして一部の壁のみ使って、空間にメリハリをつける使い方もオススメです。

デメリット

単価が高い

レンガの単価は、5000円程度/m2で、珪藻土仕上げの約2倍、ビニルクロス仕上げの約4倍でとても高価です。

そたのめ、全ての壁の仕上げをレンガにする人はあまりいないのでしょうか。

使いたい部屋や部分にだけ用いるといった使い方が望ましいです。