コエダハウスは、熱海駅からバスで約15分の広大な面積を有する、アカオハーブ&ローズガーデンの敷地の中にあります。

コエダハウスの設計概要

コエダハウスの設計は、隈研吾氏によるもので、建物の中心から少し大きめの8cm角のアラスカヒノキの角材を、寝かせながら積み重ねていき、天井に向かって広がっていくデザインが用いられています。

角材は、全部で1500本49層あり、部材と部材の接合部に拡張樹脂アンカー工法を用いた木積層工法をとっています。

また、鉄の7倍の引っ張り強度をもつカーボンファイバーロッドによって補強することで、大きな樹木のような形状を成り立たせています。

アラスカヒノキ

アラスカヒノキとは、日本の檜ではなく、北米大陸を産地とする木材です。日本ではベイヒ(米檜)とよばれています。シベリア大陸の北洋エゾ松も同種で、スプルースと呼ばれています。

アラスカヒノキの特徴としては、木理は通直で寸法の大きな材がとれる利点がある他、、軽軟で、弾力性があり、加工が容易であるなどが挙げられます。良質な木であるため、建築だけでなく、楽器などの材料としても用いられています。

拡張樹脂アンカー工法

この、拡張樹脂アンカー工法はコエダハウスの設計に用いられたのが日本初であり、拡張樹脂アンカー工法とは、木材同士の接合部に筒状に穴を空け、筒の部分部分にボール状にでっぱりの拡張部分を作ることで、そこに樹脂を充填すると、木材同士が引っ張りに強くなるメリットがあります。引っ張り力は鉄の7倍、より長いスパンをとばせるようになるメリットがあります。

カーボンファイバーロッド

カーボンファイバーロッドは、炭素繊維を材料とした、軽量で、高強度な材です。

また耐腐食性、耐水性、耐老化性ともに優れているため長寿命であるメリットもあります。

コエダハウスの外観

工法は複雑ですが、建物自体はシンプルに設計されており、中心の木組みの部分を囲むように、四方がガラス張りになっています。

海への抜け感が美しいです。

カフェの席は、店内の他に、外のテラス席も用意されており、そこから眺める熱海の海は絶景です。

そのため、熱海の絶景スポットや、観光地として人気を集めています。

入り口からも、中心の一本の木が、広がりながら建物を支えているような構図が伺えます。

コエダハウスの店内

店内の構成は、入って左手にキッチンカウンター、右手に商品棚、奥に席となっています。

店内の席は、4人掛けの席と海側に面しているところはカウンターの席があり、店内のカウンターの席が人気です。

今回訪れた時は、少し雲がかかっていましたが、晴れている日は、千葉県の房総半島まで見渡せる景色になるそうです。

立地が海抜150mの高地にあり、海側は崖となっているため、見晴らしが最高です。

また、アカオハーブ&ローズガーデンの敷地は、コエダハウスを頂上として、そこから下りながら園内のバラや様々な花々を見て回る順路になっているため、コエダハウスが敷地の一番高いところに位置しているのも、絶景を生み出す理由の一つです。

熱海のビュースポットの一つとして、おすすめです。



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